第7回展


ジュリアンの不在

石井佑果 川本渓太 城蛍 中根唯 吉原遼平

2025年1月11日(土) ~ 2月16日(日)
12:00~19:00(金・土は20:00 まで)火曜休場


私たちは作品を見る時に”在る”ものを見ているのではなく、”在った”もの、あるいは”在るかもしれない”ものを見るのではないか。
本展ではいま一度、作家各々の作品に含まれる不在性の考察と、また同時にそれを意図的に現前させることを試みる。

Contents

Artists

石井佑果

ISHII Yuuka

1995 香川県出身
2019 多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻卒業
2022 東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻油画修了
現在は東京を拠点に活動。
ステレオタイプな西洋絵画を連想させるモチーフや筆致の引用、またアルファベットやトランプマーク、楽譜といった記号的な要素の編集や羅列による絵画を制作。「絵画」と呼ばれるものへの憧れと反感から、逆算と予想立てを経た取捨選択に重きを置いている。

主な展覧会
2024 「Eudaemonia」Gallery COMMON(東京)
2024 「幸福惨憺世界:Dat+石井佑果+山脇紘資+O JUN」ミヅマアートギャラリー(東京)
2023 「厚地朋子・石井佑果 3cmと3km -対岸を眺める-」TEZUKAYAMA GALLERY(大阪)

 


川本渓太

KAWAMOTO Keita

1997 埼玉県出身
2019 多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻卒業
仮面をモチーフに、「仮面」「素顔」、「外的側面」「内的側面」、「大人」「子供」などの二項対立を往来しながら絵画を制作している。

主な展覧会
2024 「面と向かう」川本渓太 個展 Gallery TOWED(東京)
2023 「poo-tee-weet?」石川貴大×川本渓太 Gallery NIW(東京)
2022 「BladeNextvol.3展」賀口舟梧×川本渓太 Hideharu Fukasaku Gallery(東京)

 


城蛍

TACHI Hotaru

1996 愛知県出身
負を抱えること、違和感を持ち続けること。私の考えでは、それは物体に無理をさせ、歪みを生じさせます。だからこそ、結果として絵画は大きく変形し、半立体の奇形へと変態します。しかし、私は、そこに優しさ、静けさ、穏やかさといった装いを与えることで、負の光景に安らぎをもたらします。そうすることによって、否定されがちな負という存在を、私たちは肯定することができるのかもしれません。

主な展覧会
2024 「ハローグッドバイ」OIL by 美術手帖(東京)
2024 「Uncarved Block, Unbleached Silk」Coningsby Gallery(London)
2024 「Scotopia」CABIN(New York)
2023 「食卓にて孕む」biscuit gallery karuizawa(長野)

 


中根唯

NAKANE Yui

1992 北海道生まれ、千葉県育ち
2019 東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻修了
「絵の発生と在り方」をキーワードとし、絵画表現をベースに制作している。
作品に物理的な生々しさを宿らせ、見た人の鑑賞体験に不明瞭さを与えることを目指している。

主な展覧会
2024「百年後芸術祭~内房総アートフェス~」月出工舎森エリア(千葉)
2023「目の奥でなでる」TAKU SOMETANI GALLERY(東京)
2023「うららか絵画祭」The 5th Floor(東京)

 


吉原遼平

YOSHIHARA Ryohei

広島県出身
2024 東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻壁画修了
近年は場所や環境と繋がる作品を制作している。

主な展覧会
2022 「地続きのものたち」アートサロン えん川(東京)
2021 「blowing in the wind」b.o.p gallery(東京)
2018 「アタミアートウィーク」(静岡)

 

 

Events

  *イベントについては、決まり次第このWEBサイトやSNSで告知します

 

 

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