第4回展

SIGNIFICANT BAGATELLES

上村可織 草野温子 立岩有美子 橋本若葉

2024年8月28日(水)~ 9月28日(土)
12:00~19:00(金・土は20:00 まで)火曜休場


この度Up & Comingでグループ展『SIGNIFICANT BAGATELLES』を開催する運びとなりました。
表題にあるバガテル〈bagatelle〉とは「ちょっとしたこと」「些細なもの」を意味し、西洋クラシック音楽の文脈において器楽曲向け小曲の名称として古くは18世紀から現代に至るまでしばしば用いられている言葉です。

今回は「作り手の瑣末な分身」としてのバガテルを糸口に、4人のアーティストとそれぞれの視座から放射される何物かを集結させ、2024年に新たに歩み出したこのスモール・スポットから最大限の鮮度でお披露目していけたらと思います。テーマや作品内容に関してお互いに取り決めは無し! ここに果たしてどんな像が結ばれプレイされるのか、私たち自身もまるで予想だにせず楽しみにしているところです。ご来場の皆様にもよき体験をもたらすことができたら幸いです。どうぞお気軽に遊びに来てください!

Contents

Artists

上村可織

UEMURA Kaori

1988年兵庫県生まれ。2013年多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業。アシスタントを経て、フォトグラファーとして東京を拠点として活動中。絵画的な色や質感を持ち味に被写体の根底にある有機性や野生性を写真に落とし込み制作している。
最近の活動に『Tokyo Art Book Fair(2022)』『NUUNU KYOTO(2023)』に参加。


草野温子

KUSANO Atsuko

1991年福岡県生まれ。2013年多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業、2016年東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修了。2017年より同科教育研究助手を経て、2023年まで東京藝術大学Diversity on the Arts Project(DOOR)特任研究員。幾何学図形の規則性を用いた作品の制作を行っている。
近年の展覧会に『INSIDE DIVERSITY -内なる多様性-(2021)』『塔と飾り(2019)』

 


立岩有美子

TATEIWA Yumiko

1990年神奈川県生まれ。多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業後に神保町美学校で学び、ドローイング、立体オブジェ、映像等を混在させたインスタレーションを制作。
主な展覧会に個展『ムムターズの家(2016)』グループ展『YOTSUYA BEDROOM(2016)』『明暗元年-The Calm Before the Parade(2018)』


橋本若葉

HASHIMOTO Wakaba

1989年東京都青梅市生まれ。2013年多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業。2018年より古本屋として働きながら、油彩・ドローイングを中心に制作活動を行なう。植物のある風景を題材とすることが多い。
主な展覧会『COOL WEATHER(SHITEN coffee、2022)』『光の射す方へ(WHITEHOUSE SHINJUKU、2023)』

Events

トークショー

9月15日(日)14:00〜15:30
ゲスト:藤田まり

東京藝術大学 Diversity on the Arts Project(DOOR)特任助手の藤田まりさんによるファシリテーションで、本展アーティスト4名の生態に迫るトークイベントを行います。 ぜひご参加ください。

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