About

Up & Coming

Up & Coming はアキバタマビ21を継いで多摩美術大学が運営する、若い芸術家たちのための作品発表の場である。ここは若い芸術家たちが、互いに切磋琢磨しながら協働し共生することを体験する場であり、他者と触れ合うことで自我の殻から脱皮し、既存のシステムや権威に依存することなく自らをプロデュースし自立していくための、鍛錬の場でもある――そうありたいという希望を託して若い芸術家たちにゆだねる、あり得るかもしれない「可能性」の場であり、その可能性を目撃していただく場所である。


Up & Comingは卒業後のアーティストキャリア形成支援を行うことを目的としたオルタナティブ・スペースです。2010年5月から2023年2月までの間、アキバタマビ21として活動してきましたが、入居していたアートセンター、3331 Arts Chiyodaの閉館に伴いスペースを外苑前に移転し、2024年4月から名称を新たに再出発しました。
英語で「新進気鋭の」を意味する Up & Comingという名称は、これから躍進しようとしている新しく刺激的な才能を来場者が発見できる場所であることを表明したものです。アーティストの自己プロデュースによる企画展によって、多くの人びとへ創造のよろこびを伝え、新たな時代精神を生み出す場となることをめざしています。
展覧会については本学教員で構成される運営委員会で協議しています。自主企画展のほか、特別企画展の開催により、さまざまな機関との連携をはかりながら開かれた美術活動への取り組みを行っています。

展覧会開催を希望される方へ


展覧会については、応募の企画書をもとに実施の可否について運営委員会で検討しています。
採用された企画には展覧会の実施にあたり、一定の助成金を支給します。

出品資格、基本的な条件は以下の通りです。


  • 企画代表者は多摩美術大学卒業・修了生で、40歳以下または卒業・修了後10年以内の者を原則とする。
  • 3名以上のグループ展とし、個展は行わない。
  • 代表以外のメンバーも40歳以下または卒業・修了後10年以内の者を原則とするが、本学出身者に限らない。
  • 広報物(フライヤー)の自主制作、展覧会後のアーカイブ資料の提出を義務づける。
  • 批評家、作家などの外部ゲストを招き、シンポジウムやトークショーなどを会期中に開催することを義務づける。自分たちの展覧会や設けたテーマについて、客観的に言葉で振り返る機会をもつことを意図とする。
  • 必ず原状復帰を行うこと。
  • 作品の販売・物販は行わない。

その他詳細、展覧会企画の申込方法については、問い合わせフォームよりお問い合わせください。